舌小帯の真実

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舌小帯の治療に関しては、切った方がいいとか切らないで様子を見るという様々な意見があり、統一されていません。
また、これだけ最先端医療が叫ばれているのにどうして舌小帯の関連の書籍やホームページが無いのはどうしてでしょう?
その疑問にこのサイトはお答えできると思います。



この建物は5年前に取り壊された、静岡県富士市入山瀬にあった『母子センター』です。

昭和30年初期まで産婆さんが赤ちゃんを取り上げていた所で、当時舌小帯はこのような助産所や産婦人科で生まれてすぐ産婆さんによって普通にハサミで切られていました。

ところが、舌小帯切除は医療行為と言うことで禁止されました。

当時の厚生省は保険診療に「舌小帯形成術」という項目を加え、歯科・医科両方に手術を認めて今日に至っています。

海外では、TongueTie(ankyloglossia)と言われ、 日本同様赤ちゃんの時に切っているようです。

★では、なぜ日本では舌小帯を切る医療機関が無くなったのでしょうか?



お母さんやお婆ちゃんが赤ちゃんの舌の先のひも(舌小帯)が極端に短いと気付いたり、赤ちゃんに母乳を飲ませても殆ど飲まず泣いてばかりで終いにはお母さんが乳腺炎になったことで、「舌小帯短縮症」は判明する場合があります。(母乳の出が良いと気付かない場合もある。)

そこで小児科にかかると、「哺乳障害は様々な原因があり、舌小帯ではない。舌小帯は伸びる場合もあるのでこのまま『様子を見ましょう』。3歳になって『ら』が言えなかったら専門医のところで切ればいい。」と説明するだけでお母さん方は困ってしまっています

そのまま小児科医を信じて3歳まで待つ人と、ネット検索する人に分かれます。

ネット検索でも舌小帯切除を否定する小児科学会や小児科医のブログ、舌癒着症、大学病院、レーザーで舌小帯を切る歯科医のサイト、私の舌小帯短縮症、まとめサイトのキュレーションサイトに大きく分けられます。

どれを信用したらいいの?

そもそも小児科学会が舌小帯切除禁止をしたのは、『乳幼児突然死症候群』の海外の学会で一部の耳鼻咽喉科医が主張した舌癒着症(実際には無い病気)と小児科学会が原因について揉めて、小児科学会は医師へのアンケートの結果、舌癒着症という病気は無いとして『禁止』してしまったことです。(舌小帯短縮症も舌癒着症と同じと勘違いして)

小児科の言い訳は、赤ちゃんは動くので局所麻酔でできないので全身麻酔し、赤ちゃんのうちから抗生剤を飲ませると将来影響が出ると思っている。
もうひとつ小児科学会が勘違いしているのは、舌小帯を切れば「ことば」をちゃんと発音できると勘違いしていることです。

生まれて3年間、舌小帯が短いために舌が動かなかったのに、突然自由に動かせる訳がありません。

「ことば」は3歳で確立すため、一番ベストなのは生後間もない赤ちゃんの時に舌小帯は切るべきです。


舌癒着症というのはひとりの耳鼻咽喉科医が作った病名で、元は舌小帯短縮症だったのですが、突然舌の癒着によって喉の奥の喉頭蓋、喉頭が前方に移動して呼吸がし辛くなっているとしたものです。

しかし、レントゲン・CT・MRIで誰もその病態を診たことのない実体のない病気です。(そんな状態でいたら食べたり、飲んだりできません。)

病気でもない健康な舌や鼻の下の筋肉を切るので舌癒着症の手術は信用してはいけません。

大学病院のことは良く分かりません。


昔は電気メスで舌小帯を「チョン」と切っていましたが、現在はレーザーで行う歯科医や小児科医や耳鼻咽喉科医が多いです。

しかし、残念ながらレーザーでは舌小帯の傷口を広げるだけで舌小帯は全然伸びず、切りっぱなしのために瘡蓋になって瘢痕治癒になり固くなってしまいます。

こういうことを知らないで切る歯科医や医師が多いです。(こうなってしまうと再手術が大変です。)

一昨年ぐらいから芸能人やお笑いタレントが滑舌を良くするために舌小帯を切ったというSNSで流れましたが、舌小帯をレーザーで切っただけでは滑舌は良くなりません。

子供でさえ3歳で舌の癖で構音障害になるのに、大人は舌が動かない状態で20年以上いたわけなので舌小帯を切っただけでは良くなりません。

舌小帯を切っただけでは口を大きく開けて話すと、舌が上顎に付かないので、こういう芸能人は口を殆ど開けないで話します。

舌小帯切除を27年前からずっと行っているのは、私しかいないのです。

医療法人社団 井出歯科医院の井出明邦は27年前から矯正治療後の後戻り防止のために大学の同級生の口腔外科医の協力の元、舌小帯を切り始めました。

そして10年前から、舌癒着症の被害者の赤ちゃんのお母さんから相談を受け、医療法人社団 井出歯科医院でも赤ちゃんの舌小帯切除を始めました。

同じ条件で切除手術しても舌の動きの悪かったり、一部癒着する経験を踏まえて昨年からスマイルスリーパー』と『タン・スプリント』の2段構えでトレーニングしております。

念ながら赤ちゃんの『スマイルスリーパー』は試作の段階です。

これによって飛躍的に滑舌が改善できています。

しかし、同じ術式で手術を行っても改善できない場合もありますが、これからも『舌小帯』の研究に精進して参ります。